- CRUDって何?
- 聞いたことはあるけどよく分からない。
今回はCRUD(クラッド)の概念について、WEBシステムやSQLを例に紹介します。
本記事の対象読者は以下の通りです。
CRUDとは?
皆さんはCRUD(クラッド)という言葉を聞いたことがありますでしょうか。CRUDとはシステムを作る上で必要な4機能の頭文字を取った言葉です。
- C:登録(Create)
- R:読出(Read)
- U:更新(Update)
- D:削除(Delete)
主にデータベース上でデータを処理する機能について、示されることが多いです。システム構築の際に設計書に記載されて、このボタンを押下するとCRUDのどの処理が行われるのか、など処理の分類を把握するために利用されます。
それではこれらの機能を具体的な見ていきましょう。
登録(Create)
登録機能は、画面から入力した値などをデータベースに登録する機能を指します。
読出(Read)
読み出し機能は、データをデータベースから読み出し、画面に表示するなどの機能を指します。
更新(Update)
更新機能はデータベースに存在するデータを画面から入力した値などを元に更新する機能を指します。
削除(Delete)
削除機能はデータベースに存在するデータを削除する機能を指します。
WEBサイトを例に見てみましょう(Slack)
Slackでは、メッセージの送信、表示、編集、削除を行うことができます。
登録
まずメッセージを送信します。
画面下部のテキスト入力欄にメッセージを入力し、右下の「今すぐ送信する」ボタンをクリックします。
ここで送信したメッセージは、Slackに登録されます。
読み出し
登録されたメッセージは、SlackのDB内から読み出され、チャット内に表示されます。
更新
チャット内に表示されたい自分が送信したメッセージは、内容を編集することができます。
テキストボックス内のメッセージを修正し、「変更を保存する」ボタンをクリックするとメッセージを更新することができます。
削除
送信したメッセージは削除することができます。
下記図のようにメッセージ右の「その他」をクリックし、「メッセージを削除する」ボタンをクリックします。
表示されたウィンドウの「削除するボタン」をクリックすると、メッセージが表示されます。
SQLを例に見てみましょう
SQLではDBのデータを操作するときに下記の構文を使用します。
- INSERT:登録
- SELECT:読み出し
- UPDATE:更新
- DELETE:削除
WEBサイトの例でも説明したCRUD処理では、システム内部的にはSQLのCRUD処理が行われています。
まとめ
CRUDはシステム構築をする上で必要な概念です。データを登録できるけど、修正できない!読み出すことができない!削除できない!なんてことにならないように必要な機能が正しく実装されるように、正しく設計する観点としてCRUDの概念を身につけておきましょう。
下記は参考サイトです。
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