WEBシステムって誰がどうやって使うのだろう?
こんにちは、きよあきです。
今回はWEBシステムの業務フローをECサイトを例に説明します。
WEBシステムとは何のためにあるのか?
まず、WEBシステムとは、今まで人間が手作業で行っていた作業や紙媒体でやりとりしていた申請などをWEBを利用したシステムに変更することで、効率よく、人的なミスを軽減し、より素早く行うことができます。
WEBシステムのWEBとは、ネットワーク(インターネットや社内ネットワーク)で繋がっていれば、どの端末からでもアクセス可能であることを意味しています。
WEBシステムは誰が使うのか?
WEBシステムを使用する人は、大きく分けて以下の2パターンあります。
- WEBサイト利用者
- WEBサイト管理者
一つ目のWEBサイト利用者とは、Googleで検索して、見つけたサイトはアクセスしてくる方々や、WEBサイトのサービスを利用する方々、ECサイトで言うと商品を購入する方々です。
二つ目のWEBサイト管理者とは、WEBサイト自体を作成、編集している方々です。
ECサイトで言うと、商品を販売している方々、WEBサイトのデザインを編集している方々です。
業務フローとは?
さてここで業務フローの説明をします。
業務フローとは、業務を行う人が何をいつどのように行うのか、何をすれば終了となるのかの流れを表すものです。
ECサイトの業務フロー
ECサイトで言うと、一般的な業務フローは以下のような流れとなります。
以下では、各業務の詳細な内容を説明します。
サイト作成・オープン
まずは管理者がECサイトを立ち上げます。
どのような商品を販売して、どのようなサイトのデザインにするかなど検討し、サイトを編集していきます。
この時点で、商品販売時の支払い方法や商品の配送方法など事前に検討し、外部委託が必要であれば、契約しておく必要があります。また外部委託であれば、どのように入金情報を連携するか、商品の出荷開始の指示を連携するのかなど取り決めが必要です。
全ての準備が整ったら、いよいよサイトをオープンします。
会員登録
サイトをオープンすれば、ユーザーがアクセスしてくるでしょう。
事前にサイトオープンを告知しておいたり、Google検索の上位に表示されるような施策(SEO対策)をするとアクセスユーザーを増やすことができます。
そこでアクセスしてきたユーザーはECサイトで商品を購入するために、会員登録を行います。(会員登録しなくても、購入者情報を入力すれば、商品を購入できるECサイトもあります。)
ここでは、会員の氏名、住所、電話番号など、商品の配送(配送元、配送先)に必要な情報などを登録します。
商品閲覧
次に購入したい商品を検索します。
ECサイトで商品を探す方法は主に以下の2パターンあります。
- 検索ボックスから検索する。
- おすすめや特殊ページから商品を選ぶ。
この2パターンは、すでに欲しい商品が明確に決まっているかどうかで分かれます。
欲しい商品が明確に決まっているユーザーは、検索ボックスに商品名を入力して検索する人が多いでしょう。
欲しい商品が決まっていないが、何か良いものがあれば買おうな、と思っているユーザーは、おすすめや特集ページを見て商品を選ぶ人が多いでしょう。実際のお店でいうとウインドウショッピングを行なう人と同じ状態に当たります。
欲しい商品が見つかれば、カートは商品を投入し、いよいよ注文を行います。
注文
注文の工程では、購入者の情報、お届け先の情報、商品の個数やオプション、お届け日や、支払い方法などを入力・選択します。
購入者やお届け先の情報は、会員として登録した情報を利用する方が多いかと思いますが、代理で注文していたり、プレゼントのための注文である場合、別途入力が必要となります。
商品の個数については、一つの商品の購入数量制限や何個以上買った場合お得など、必要に応じて数量を変更します。
オプションについては、プレゼントの商品やお中元、お歳暮の商品の場合の熨斗の有無や表書きの内容などを、設定します。
お届け日は、最短のお届け便が良いのか、指定した日時が良いのかを設定します。
支払い方法については、クレジットカード払いなのか、コンビニ払いなのか、を選択します。(支払い方法はWEBサイト管理者が予め外部委託契約等の準備が必要です。)
最後に注文内容を確認し、問題なければ、商品注文を確定します。
入金
商品の注文が完了したら、お金を支払う必要があります。(注文内容によっては、商品の出荷より後に支払う場合もあります。)
注文時に選択した支払い方法で入金をします。
商品出荷
WEBサイト管理者は、注文の入金が確認できたら、商品をお客様に出荷します。
出荷する商品個数や届け日、配送先などの情報を使用して、配送業者に配送を依頼します。大手の配送業者を利用する場合、配送伝票番号から配送状況の追跡ができる場合が多いです。(メール便などを除く)
商品が無事にお客様の手元に届くと、ECサイトの業務の流れとしては終了となります。
まとめ
今回はECサイトを例に、WEBサイトの業務フローについて説明しました。もちろんそれぞれのECサイトで実現したいサービスの内容によって業務フローは異なりますが、大まかECサイトの流れは、本記事で説明しまた内容で問題ないでしょう。
業務フローを理解して、WEBシステムを構築するときに、ユーザー目線に立って設計や開発を行えることが上流SEへの道だと思います。
コメント